こんにちは!トナカイノツノのてんです。
ビカクシダの板付って、これからビカクシダを買おうと思っている人や、いくつか持っているけど板付をしたことはないっていう人からすると難しいイメージがあると思います。
だけど、実際やってみると意外と簡単で、何より形を整えたり試行錯誤する作業がとても楽しいです。
なので今回は、トナカイノツノ流の板付方法を紹介していきます。

できれば毎日板付けしていたいくらい楽しい。


使用するもの
まずは今回使用するものについてご紹介です。
- ビカクシダの苗
- 着生用の板
- 水苔
- 糸
- 肥料
それぞれどういったものを使用しているのかは手順の説明の中でご紹介していきます。
手順
まずは、今回使用する糸のご紹介です。


糸はホームセンターで売っている防鳥糸を使用しています。
近所のホームセンターで、2,000mで500円台で売られていました。
太さもちょうどよく、テグスより高コスパです。
↓ネットで同じ商品を見つけたのでリンクを貼っておきます。


手のひらに乗せるとこんな感じで、割と大きいので慣れるまでは少し使いづらいかもしれません。


糸を板に結び付ける


画像のように、糸を板に結び付けておきます。


板に水苔を盛る


板に少し水苔を盛っておきます。


今回の量はこのくらい。
板と苗の大きさによって水苔を盛る量は調整しています。
↓よく使っている水苔は、ある程度長さがあって使いやすいニュージーランド産のものです。
肥料を入れる


今回使用した肥料は、BANKSコレクションさんの「THE COMPOST」です。
この肥料を使ってから、根っこの動きが明らかによくなっているのを感じます。


1つまみ程度の量を撒いていきます。


全体にパラパラ撒きました。
成長点の向きを見極めて苗の向きを決める


苗を鉢から出して、根の様子を見ます。
今回は、前回の植え替えからあまり時間が経っていないので、根っこはいじらずにこのまま板付していきます。


苗の向きの見極め方
今回の苗の状態から上下を推測できるポイントは下記の2つ。
- 成長点(一番新しい芽・小さくてモフモフしてるところ)が上(12時の方向)。
- 貯水葉が生えてきたときに左右対称になることを意識する。
完璧じゃなくても大丈夫です。12時の方向が、11時か13時くらいにずれている程度であればある程度はビカクシダが成長とともに調整してくれます。



たまに間違えます。。。


向きが決まったら、板の真ん中に成長点が来るように苗の位置を調整します。
糸を巻いていく


まずは、板よりも2周りくらい多めに水苔を盛ります。


水苔を手で圧縮します。
ここで水苔の量を調整して、完成後の「大きさ」&「硬さ」を決めます。


水苔の量が決まったら、苗の下側に糸を3回程巻いていきます。
苗の近くは特に慎重に&しっかり固定しておきます。
後から糸がたわまないように、少し強めに巻いておきます。


下側が巻き終わったら、上側も同様に3回程糸を巻いていきます。


巻き終わると、画像のようにはみ出した水苔が垂れているので、これらを板と水苔の間に入れていきます。
この時、糸が緩まないように裏側の糸を指でしっかり抑えておきます。


水苔を入れ終わるとこんな感じ。


水苔が整ったら、形を整えるために、さらに上下5回ずつ糸を巻いていきます。


巻き終わったら、水苔をもにょもにょして形を整えます。


整えるとこんな感じ。


最後に、はみ出た水苔をトリミングしていきます。
完成!


出来上がりはこんな感じです。個人的にこの仕立て方で好きなところが板の裏面にありまして、






糸を巻く回数をなるべく少なくしているので、後ろ側もすっきりしています。


最後までご覧いただきありがとうございます。
追記
インスタでビカクシダの板付方法をシェアしたところ、たくさんの反響をいただきました。
今回板付したビカクシダが欲しいとのお声もいただきました。



ありがたい。。。
私としてはもう少し養生してからメルカリ等で皆さんにお届けできればと考えています。
養生ができた株は少しずつ出品していこうと思っています。
これからも楽しんでビカクシダを育てていきます♪
それでは、また。
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